頻出小論文テーマ【人間とウイルスの共生問題】
地球上全ての生物は、さまざまな形態で共生関係を維持しており、人間もそのひとつの生命体にすぎません。
とりわけ、私たちの細胞自体が「ミトコンデリアのようなエネルギー代謝機能の強い細胞と自己複製機能の強い細胞」との"共生"によって形成されたという説が正しいとすると、それはデカルト以来の自他分離の理念にパラダイム転換をせまるものといえるでしょう。
すなわち、近代の生命科学はこれまで進化をダーウィンのいう"自然淘汰"の論理で説明して来ましたが、"共生"こそが進化の根本原理ではないかということになるからです。
それはまた敷衍するなら、地球上の私たちが弱肉強食の競争原理ではなく「地球の生命や異種の価値観をもつ人々とともに生きる道を求めなければならない」ことを示唆しているといえます。その点で、近代の生態系を破壊するような人間にだけ都合の良い科学の進歩やその考え方に問題提起していると言えるのではないでしょうか。
科学は、人間に与えるダメージを最小限に小さくして(弱毒化)、人間の体内の免疫力を高めるために利用されるようになったウイルスを多く作り出しました。たとえば、天然痘やポリオワクチンなどがそうですね。その反面、抗生物質に対する抗体を持つようになって、従来の抗生物質では効かなくなった病原菌ウイルスも出現させてしまいました。
これは、ウイルスが自発的に進歩したというよりも、科学技術の進歩がウイルスの進化の方向を歪めてしまったとも考えられないでしょうか。このような細菌類やウイルスを、長い時間をかけてでも、良性のものに変えていき、医療科学に役立てていくためには、今現在の科学技術の進歩の方向で果たして良いのだろうか、また、すべての生命体が複雑に絡み合っている「共生」のネットワークを破壊することなく、人類もその「共生」のネットワークの一員として存在していくには、他の生物とどのような関係を構築していくべきなのかを、もう少し深く考察してみましょう。
頻出小論文テーマ【生と死の問題】
医師にとって「優しさ」が必要であると考えているのは、とても良い心構えです。その優しさを常に持って、死に向かっていく患者を目の前にして、自分は何が出来ると思いますか? 医療行為だけでなく、精神的なサポートをいかに患者の立場に立って行なうことが出来るかを考えることは、必然的に「生と死」について熟考することに繋がっていくのではないかと思われます。
「生命」とはいったい何なのか、また、人間らしく生きる意味とは、死ぬ意味とは何かを、あなたなりに深く洞察して、別の視点から論述しましょう。「生」や「死」の捉え方は、人間の存在の根源的な問題と言えますから、特に生命を取り扱う医療従事者にとっては、大きなテーマであり、さまざまなアプローチをする必要があると考えます。
そして、『生』と『死』については脳死を含め、様々な議論が世界を飛び交っている今日、医師を志す者は"救命"の名で患者の人間としての尊厳をふみにじってよいのか、また「尊厳死」という名の安楽死に手をかけてよいのか、という正にハムレットのような煩悶をくぐり抜けねばならぬことをしっかりと受け止めてほしいと思います。
自己アピール書の具体例
【自己志願書の記述課題設定】
● 高校時代積極的に取り組んだ活動は何ですか。その内容を簡潔に記入してください。
【記述の具体例】
私は高校三年間バスケット部に在籍していました。一年生のときから試合に出場し高二の新人戦では県大会で三位になりました。
私の最後の試合となった春の県総体では優勝することができました。また、高校二年の新チーム発足から引退するまでの一年間キャプテンを務めました。試合結果や成績はチームにとってはとても重要ですが キャプテンを務めたことで大切なことを学びました。
私がキャプテンについて間もない頃はどのような練習をすればよいかも分からず、「今までやってきた練習で大丈夫。」と思い込み、明確な目標を立てることもなく 中途半端な気持ちで練習に取り組んでいました。すると、試合には勝てないし、チームもうまくまとまらなくなってきました。
最初はその原因がなぜなのか分かりませんでした。ある日部員の一人に、「意味のない練習をしている」と言われました。その時、私の中途半端な気持ちが影響して練習や試合結果にでていること、そしてそのことを部員も感じていると気づいたのです。
それからは、ミーティングを開き、目標を作りその目標に到達するためには何が必要であるかを私なりに考えました。それを、部員・顧問の先生に提案し、部員全員の意見を参考にしてみんなが納得のいく結論を導き、その上で練習を行うこととしました。
以前には決めていなかった目標を持つことでその目標を達成するために部員全員の心を一つにしてどんなつらい練習もやり遂げることができるようになりました。この件からキャプテンである私が模範を示すことが必要であるし、かつ自分自身がまずはじめに変わらなければいけないということを学びました。
模範を示すために、率先して朝練や自宅での自主練習、また日常の挨拶や生活習慣や服装といった面でも意識して取り組みました。
こうして、私がキャプテンをしたことでチームの代表として身体面・態度・考え方という面で成長することができ、結果を残すことができたのも、私をチームの代表に選んでくれ、代表としての責任感の大切さを気づかせてくれた部員一人ひとりにおかげだと思っています。